関節リウマチ

 関節リウマチは、何らかの原因で体の免疫に異常が起きて、自分のからだの成分を異物とみなして攻撃してしまう病気です。
このような病気は「自己免疫疾患」と呼ばれています。
 症状はおもに関節にあらられ、痛みや腫れが左右の関節に対称的に出るのが特徴的です。また、特に朝起きたときに関節が動かしにくい「朝のこわばり」を感じる患者さんも多くいらっしゃいます。
 関節リウマチの症状は、このように関節に出るばかりではありません。
炎症が続くと、だるい・微熱が続く・疲労感といった体全体の症状にもつながってしまいます。
関節の状態

      


 現在、関節リウマチ治療をするうえで第一に考えるのは、関節の破壊の進行を止めることです。そのためには、炎症の程度を見るだけでなく、定期的にX線(レントゲン)検査を行って骨や軟骨の様子をチェックしましょう。また薬物による治療も、関節リウマチの発症の早期から積極的に行うようになって来ました。

関節リウマチの新しい治療法(ワイス株式会社)より